薬局における薬剤交付支援事業の実施について

令和2年補正予算の予算において、新型コロナウイルス感染症患者等への支援として「電話や情報通信機器による服薬指導等を行った患者に対して薬局が薬剤を配送等する費用を支援する」ための予算が措置され、「薬局における薬剤交付支援事業」が実施されてまいりましたが、令和3年2月末をもって一旦終了いたしましたが、令和3年度も事業が延長されることとなりました。
兵庫県においては、一般社団法人兵庫県薬剤師会(以下、「本会」という)が事業実施者として、引き続き、配送に係る費用の支援事業を実施いたします。
詳細は、「薬局における薬剤交付支援事業の実施に当たっての留意点」(令和3年度版)(PDF)、ならびに「令和2年度薬局における薬剤交付支援事業委託費交付実施要綱」(PDF)を十分にご理解いただき、ご参加いただきたくご案内いたします。
なお、電話等による服薬指導等において、薬剤の配送等を行ったケース(0410対応、CoV 自宅、CoV宿泊)については、請求を伴わないものも含めて全件報告していただきますのでご注意ください。

【重要なお知らせ】
下記の注意事項を遵守していただくようご確認ください。

・該当月のシートのみで提出してください。
・赤枠以外の箇所は自動計算が入っていますので、触らないでください。
・エクセル10行目の「当該月の全ての処方箋回数(枚数)」は、0410対応の処方箋枚数のみでなく、「当該月の全ての処方箋枚数」を記入してください。
・患者及び患者の家族が来局した場合は0410対応にならないため、報告は不要です。その際の処方せんの備考欄は「記載なし」として処理してください。
・報告は、処方せんの発行日にかかわらず、配送日を基準として報告してください。
 (例)処方箋発行日   5月30日
    配送日      6月 1日
    報告       6月分(7月15日までに提出)
・ファイル名(284*******-2021**)を今一度ご確認ください。
・締め切り(翌月15日)は厳守してください。

NEWS
2021年4月15日 日本薬剤師会
> 薬局における薬剤交付支援事業の実施に関する留意点等について(その9)

2020年7月22日 日本薬剤師会
> 薬局における薬剤交付支援事業の実施に関する留意点等について(その6)

2020年6月3日 日本薬剤師会
> 新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話等を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いにおける自宅療養中の患者への医療期間における薬剤の配送方法に係る留意事項について

2020年5月20日 日本薬剤師会
> 新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いにおける薬剤の配送費用の取扱いについて(生活保護に関する取扱い)

本事業の対象
兵庫県内に所在するすべての保険薬局(本会の会員・非会員は問いません)
※令和3年度から本事業に参加される薬局は最初に以下のフォームにて薬局情報を登録していただくようお願いいたします(初回のみ)
令和2年度から本事業に参加されている薬局は、登録内容に変更がない限り、あらためての登録は不要です。

> https://ws.formzu.net/dist/S95292334/

請求額
薬局から本会への請求額は、下表「本会への請求額」のとおりとする。

処方箋 配送方法 本会への請求額 患者負担(注)
CoV自宅
CoV宿泊
薬局の従事者 500円 0円
配送業者 配送料全額
宿泊療養施設の患者に薬局の従事者が届けた場合、複数人分であっても1件とし、500円を本会へ請求する。
※この場合の請求手続きは、報告様式に全件を記載した上で、代表する1件のみ請求(○を記入)し、それ以外は○をしない(空欄のまま)こと。
0410対応 薬局の従事者 400円 100円
配送業者 配送料 - 100円
1か所の届け先について複数人分を薬局の従事者が届けた場合、複数人分であっても1件とする。
※この場合の請求手続きは、CoV自宅、CoV宿泊と同様とする。

(注)患者負担分とは、0410対応の患者負担分(100円)※であり、薬局が患者から徴収します。 ※患者負担額が変更となっています。

配送方法及び配送に関する留意点
配送方法は、患者が希望する薬局に対して依頼することを踏まえ、また予算には限りがあることからも、薬局の従事者が直接届けることを基本とする。
それが困難な場合に限り、配送業者を使用する方法を検討するものとし、配送業者を使用する際は、可能な限り安価な方法を優先して用いること。なお、本事業の支援対象となる配送業者は、いわゆる宅配便を想定しており、宅配便より高価な運送サービスによる受取を希望する場合には支援の対象外(患者の自己負担)とする。
また、新型コロナウイルス感染症患者等への支援という予算の目的に鑑み、宿泊療養及び自宅療養の軽症者への支援が優先されるよう配慮すること。
一部負担金の授受に伴う手数料(振込手数料、代引き手数料等)については、支援の対象外(患者の自己負担)となることに留意願いたい。

毎月の実績報告
該当する処方箋が発生した薬局においては、当月の実績を翌月15日までに、下記の報告様式「電話等による服薬指導等及び薬剤の配送等の実施状況」(エクセル)を、下記のアドレスまで電子メールにて提出すること。締め切りを過ぎた報告は無効とする。
また、当該薬局においては、申請に当たって、申請の根拠となる資料は保存しておくこと。
なお、予算の上限に達しようとする時期には、実績報告のサイクルを短くすることがある。
(根拠となる資料の例)
・処方箋の写し(備考欄に0410対応、CoV自宅、CoV宿泊等が記載されているもの)
・配送料の金額がわかるもの(伝票控え、配送業者からの請求書等)

〇 報告様式
>8月請求分まで 電話等による服薬指導等及び薬剤の配送等の実施状況(エクセル)
>9月請求分から 電話等による服薬指導等及び薬剤の配送等の実施状況(エクセル)
※報告様式(エクセル)は下記のファイル名で提出してください。
 本会のシステムで自動取り込みをしますので、ファイル名の付与方法は厳守してください。
284+医療機関番号7桁+(ハイフン)+西暦+月(2桁)とする。
例:(2021年7月分提出の場合) 2849999999-202107

【作成に際しての注意事項】
注1:万一、様式の件数を超える場合には、行の挿入を行わず、別シートで対応してください。
注2:保険薬局コードは10桁(284 + 7桁)を入力してください。
注3:当該事業は、「CoV自宅」「CoV宿泊」「0410対応」と記載された処方箋の取扱いに関する検証も目的としていることから、該当する処方箋について当該予算を使用しなかった場合であっても「配送等の実施状況」に記載いただくようお願いいたします。(「請求額0円」として記載)

提出先:兵庫県薬剤師会 薬剤交付支援事業専用アドレス haiso-pjt@hps.or.jp

本事業(延長)の開始ならびに終了時期
本事業の延長は、令和3年4月1日から再開し、本年度末まで実施する。
ただし、予算事業であることからの、実施期間の途中で予算の上限に達した場合はその時点で終了する。
なお、事業の終了が年度末となることから、支援対象は最大でも令和4年2月末日分まで(請求は令和4年3月15日締め切り)となる。

事業費の精算時期
支援対象期間終了後、本会から薬局に対する費用を精算する。